今日は天気もいいし、ちょっと志賀島までひとっ走り。
途中、松林をスーッと抜ける道があって、そこを走ってるとめちゃくちゃ気持ちいいんですよね。
木の間から差し込む光がポカポカしてて、なんか癒される。

で、その先でパッと海が見えた瞬間――

「うおー、最高だ…」ってつい口から出ちゃったはず。
誰がいるわけでもないけど、バイク止めてしばらくぼーっと海を眺めたりして。
こういう時間って、なんかいいですよね。
そんなこんなで、今日の目的地は志賀海神社(しかうみじんじゃ)。
海のそばにある、ちょっと神秘的な神社です。ゆるりと行きまして
参拝して、御朱印をもらってこようと思います。
※ちなみに※
志賀海神社(しかうみじんじゃ) は、
神話にも登場する 伊邪那岐命(いざなぎのみこと) が禊(みそぎ)を行ったことで
生まれた海の神様 綿津見三神(わたつみさんしん) をおまつりしている由緒ある神社です。
古くから「海神の総本社」とも呼ばれていて、
博多湾の海上交通を守る 総鎮守(そうちんじゅ) として信仰されてきた場所なんです。
“龍の都(りゅうのみやこ)”なんて別名もあるんですよ。
間違ってたらごめんなさい。。
志賀海神社に到着!
海沿いの道を気持ちよく走っていくと、
志賀海神社(しかうみじんじゃ)の鳥居が見えてきます。
鳥居は二箇所あって駐車場側と道路沿いにあります。

近くに駐車場があるので、バイクをとめて歩いて境内へ向かいます。駐車場は無料で広めですね。

鳥居の手前には、ちょこんと置かれた**「清めの砂」**。

この砂を身体の左右左に振り身を清めてから中へ。
これは初体験ですね。
今回は駐車場側からになりますが、個人的には道路沿いからが雰囲気が好きでしたね。
鳥居をくぐって石段を登っていくと、

木や緑に囲まれていて、空気がスッと変わる感じ。
静かな境内に入る前の、この「切り替わる」瞬間がなんとも言えませんね。
境内の空気と自然が織りなす癒しの空間
石段を登った先に広がるのは、静かで落ち着いた境内。

参拝客もまばらで、風にそよぐ木々の音や鳥の声が耳に心地よく響きます。
太陽の光がやわらかく差し込んでいて、

その場にいるだけで自然と気持ちがゆるむような、
そんな癒しの空気が流れていました。



おみくじや絵馬が並ぶ場所もあって、


立ち止まって眺めていると、どこかほっとするような温かさを感じます。
鹿の像のナゾ、解けました。
境内を歩いていると、まず目に入ってきたのがこの 鹿の像。

なぜ神社に鹿…?神の使いかな?と、ちょっと気になる存在。
そのすぐそばにあったのがこちらの看板。
鹿角庫(ろっかくこ)と書かれています。

鹿角庫の説明。読んでみると、意外なつながりが見えてきました。
どうやら昔、山を荒らす鹿を狩って、その角を神様に奉納する風習があり、
それが戦勝祈願や航海の安全と結びついていたとのこと。

こちらが実際の鹿角庫。大切に守られている雰囲気。
中をのぞくと、たくさんの鹿の角が納められています。


壮観な鹿の角の数々。当時の信仰の強さを感じます。
神の使いというよりも、山と海の豊かさの象徴として、
こうして祀られてきたのかもしれませんね。
拝殿で静かに手を合わせて
本殿へと続く立派な拝殿は、木の香りと森の静けさが溶け合うような場所。
訪れたときはちょうど人も少なくて、
ゆっくりと深呼吸してから、参拝させてもらいました。
ここにも清めの砂が置いてあります。

すっと背筋が伸びるような、静謐な空気に包まれた拝殿。
しばらく無言で佇んでいると、
日々のざわざわした気持ちもどこか遠くへ流れていく感じ。みたいな。
海の向こうに祈りを届ける「遙拝所」
拝殿のすぐそばに、ひっそりと佇む木の鳥居と柵に囲まれた一画。
ここは「遙拝所(ようはいじょ)」と呼ばれる神聖な場所のようです。

海を背景に、まさに空と海に祈りを届けるかのような風景。
立札の説明によると、
この場所は「沖津宮(おきつみや)遥拝所」とされており、
沖合の離島にある神聖な地を、この場から拝むためのものだそうです。
真ん中にあるのは「石(いし)の宝殿」と呼ばれるもので、
中央の小さな石の祠と、左右にある2つの丸石が配置されています。
海と空を正面に、静かに手を合わせたくなる
そんな不思議な気持ちにさせてくれる場所でした

ここが“龍の都”と称される神社であることも、少しだけ実感できた気がします。
志賀海神社の御朱印と御朱印帳
境内すぐにある授与所では、御朱印の記帳をお願いすることができます。
今回は御朱印帳も一緒にいただいたので、どちらもご紹介します!

こちらの授与所で御朱印の受付をしてもらえます。
記帳の受付時間は 9:00~17:00 なのでご注意を。

志賀海神社オリジナルの御朱印帳。
深みのある色合いに「龍の都」と称される神社らしいデザインですね。
御朱印帳の価格:2,000円

こちらが今回いただいた御朱印。
龍の印と「志賀海神社」の墨書が印象的で、とても丁寧に書いていただけました。
御朱印の初穂料:500円
今回、御朱印帳を購入した際に記帳済みのものがあるとのことで、御朱印の日付だけを記してもらえるスタイル。休日なんかは忙しいのでそれの対策みたいな感じなんですかね。
海沿いのポップなホットドッグ屋さん「志賀島ドッグ」
神社のあとは、少し足をのばして「志賀島ドッグ」さんへ。
外観は思わず足を止めたくなるような、カラフルでポップなデザイン!


壁いっぱいに描かれたイラストが海沿いの風景と相まって、なんとも開放的な雰囲気です。
海を目の前にしたウッドデッキには、ドラム缶風のベンチも並んでいて、まさに“映えスポット”。
ひと休みしながら、ゆったりとした時間を楽しめる場所でした。
僕がいただいたのは、ノーマルのホットドッグとアイスコーヒーのセット。

ウインナーはパリッとジューシーで、キャベツたっぷり。パンもカリッと焼き上げられていて、
シンプルなのに、すごく満足感のある味でした。
その他トッピングもあるみたいでした。

まとめ|空と海と御朱印に癒された、よりみち旅
今回の志賀海神社ツーリング旅は、
- 海沿いを走る絶景ツーリング
- 清らかな空気に包まれた境内
- 海が見える鳥居と御朱印
- そして、美味しい寄り道グルメ
と、見どころ満載の素敵な1日になりました!
御朱印や、ちょっと意外な「鹿角庫」など、
行ってみないと分からない発見もたくさんありました。
「御朱印旅、始めてみたいけどどこから行こう?」
そんな方にも、自信を持っておすすめできる場所です。
ぜひ、空と海と神聖な空気を感じに、志賀島まで足を運んでみてくださいね。
📍 志賀海神社(しかうみじんじゃ)
〒811-0323 福岡県福岡市東区志賀島877
参拝時間:開門6時 閉門5時半
記帳時間:午前9時~午後5時
駐車場:あり
アクセス:バイク/自転車で海の中道経由が景色◎